ドルコスト平均法は有利でも不利でもない:デメリットもある

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ドルコスト平均法とは?

一定期間ごとに、一定金額で、同じ投資対象を買い付ける投資方法

お福
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あくまでも私の個人的な意見ですが、ドルコスト平均法について思っていることを3つ、最初に書きます。

  • ドルコスト平均法は有利でも不利でもない
  • ドルコスト平均法で”リスク”は低下しない
  • 心理面での利用価値はある

ドルコスト平均法は有利でも不利でもない

ドルコスト平均法とリスク

ドルコスト平均法を使うとリスクが低下しますよ。

積立投資を勧める金融機関がよく使うセールストークですね。

「ドルコスト平均法によりリスクが低下する」と思ってもらえば、顧客に投資信託や株を買ってもらえるかもしれません。なので、ドルコスト平均法は積立投資を始めようとしている顧客への売り文句として重宝されます。

「リスク総量」が減るのは当たり前:同時に機会損失は増える

お福
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ドルコスト平均法により「リスクが低下したように見える」のは、あなたのお金をリスクにさらした時間が減るからです。

例えば、ドルコスト平均法を用いて、手元資金12万円を1ヶ月に1万円ずつ、1年間かけて投資した場合、最初の1万円は1年間まるまるリスクにさらしますが、最後の1万円は1ヶ月間しかリスクにさらしていません。

ドルコスト平均法では一括投資と比較して、お金をリスクにさらした時間が減るので積立期間中の「リスク総量」は減ります。でも、同時に機会損失は増えていることにも注目しなければなりません。

私たちが投資をするのは、不確実性はあるけど将来的に見て有利(リターンが見込める)と思うからですよね。ならば、投資家が最適だと判断した金額を直ちに投入するのが理にかなった決断です。ドルコスト平均法により、最適な資産配分を達成するのが遅れれば、その分機会損失を増やしていると考えることもできます。

リターンのブレ幅という意味での”リスク”は減らない

お福
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リターンのブレ幅という意味での”リスク”の大小を決めるのは「どのように買うか」ではなく「何を買うか」です。

購入のプロセスが違うからと言って、同じ銘柄がそれぞれの時点においてそれぞれの投資家に違うリスク・リターンをもたらす、というのはおかしな話です。

A社の株はあくまでA社の株であり、B投信はあくまでB投信なのです。あなたが買った株や投資信託は、あなたにいくらで買われたのか、どのような方法で買われたのかを知る由がないのです。

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リスクと向き合うのを後回しにするだけ

一括投資するのは怖いから、やっぱり少額に分けて少しずつ買いたい。

一括投資は怖いとか、不安だという思いからドルコスト平均法を使うこともあるかと思います。

ここでもう一度、ドルコスト平均法を用いて、手元資金12万円を1ヶ月に1万円ずつ、1年間かけて投資した場合を考えます。

1ヶ月目には「怖い」あるいは「不安だ」という思いから一括投資を避けることにした投資家が、1年後には結局すべての資金を投資対象に投じることになります。ドルコスト平均法による買い付けが完了した後、結局はその次の日から一括投資をした場合と同様に、リターンのブレ幅と向き合うことになるのです。

これではリスクと向き合うのを後回しにしているだけです。

もしも投資対象への一括投資が投資家のリスク許容度に合わないのであれば、投資対象の分散やポートフォリオの調整(株:債券の割合など)によってリスクを調整するべきであって、ドルコスト平均法により買い付けのタイミングを遅らせるだけでは、本質的な解決にはならないのです。

平均購入単価が下がるかは相場次第

ドルコスト平均法では、価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には多くなるため、購入平均単価を下げる効果はありそうに見えます。

しかし、実際にドルコスト平均法により平均購入単価が下がるかどうかは相場次第であり、上げ相場でドルコスト平均法を使うと、逆に平均購入単価が上がってしまいます。

平均購入単価が下がるのか上がるのかは相場次第ですが、相場を正確に予測するのは困難です。

平均購入単価の面からドルコスト平均法が有利なのか、一括投資が有利なのかが分かるのは、投資の事後になってからであって、事前には分からないのです。

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心理面での利用価値はある

投資を継続する「ルール」としてのメリットはある

合理的な投資判断を下したいとき、心理面での影響は極力遠ざけるべきものではあります。

でも、平均購入単価が気になるのは自然な感情ですし、投資開始直後に投資対象が値上がりすれば嬉しくなって買い増ししたくなり、値下がりすれば後悔し投資を止めたくなるのも普通のことです。ただし、このような行動はあなたの投資収益に悪影響を及ぼします。

ドルコスト平均法は、投資対象の値上がり・値下がりに一喜一憂することなく、貯蓄感覚で機械的に投資を継続することができるという、心理面でのメリットがあります。

また、手元にまとまった資金がない場合、特に給与収入がある若い世代がこれから資産をコツコツと築いていく場合、ドルコスト平均法による積立投資は素晴らしい投資手法だと思います。

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マネー
この記事を書いた人
お福

30代主婦。家族5人暮らしで、毎日子育てに奮闘中です。教育のこと、投資のこと、節約のこと、暮らしのことについて記事を書いています。
夫婦で年間122万円の積立投資(つみたてNISA80万、iDeCo42万)を継続中です!

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