書評:タレブ著『まぐれ-投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』

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ナシーム・ニコラス・タレブ著の『まぐれ-投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』を読みました。

新規性
実用性
信憑性
読みやすさ
繰り返し読みたいか?

どんな本だった?

自分が何一つ分かっていないことを分かっていない投資家が、運でたまたま成功していることにも気づかずにトレードを続け、何かのきっかけで「吹っ飛ぶ」可能性について、数多くの例を出しながらつらつらと書き連ねている本です。

独特な言い回しでやや難解な面があるので、時間があるときにじっくり読む、あるいは時間をおいて何回か読むことで価値が増す本だと思います。

感想・書評

読み終わった後に、印象に残ったのは以下の4点です。

  • 投資のリスクに正規分布の考えを安易に持ち込むのはまずいのではないか
  • 投資のリスクを頻度や確率でとらえると痛い目に合うかもしれない
  • 投資のリスクは実際にそのリスクが実現した時に何が起こるのかで考える方が良い。5%以下の確率で起こることだろうと、1%以下の確率だろうと、それが起こった時にこれまで積み上げてきたものが「吹っ飛ぶ」可能性が少しでもあるのなら、それに対して備えるべき。
  • 人間は感情に邪魔されて合理的な判断ができない、ということを自覚するだけでも他人より優位に立つことができるのではないか

これらの点について、他のどの著者にも書けないような独特な目線と言い回しで深い考察を与えてくれる本でした。

同じくタレブ著の『ブラック・スワン』もお勧めです。内容的には『まぐれ』とほぼ同じことを、より深く・詳しく書いている印象があります。

『まぐれ』でも考察されている「人間は感情に邪魔されて合理的な判断ができない」という点については、『アリエリー教授の「行動経済学」入門-お金篇』の方が簡単で面白い語り口で書かれているのでお勧めです。

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投資を学ぶ
この記事を書いた人
お福

30代主婦。家族5人暮らしで、毎日子育てに奮闘中です。教育のこと、投資のこと、節約のこと、暮らしのことについて記事を書いています。
夫婦で年間122万円の積立投資(つみたてNISA80万、iDeCo42万)を継続中です!

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